オススメのマイクスピーカーと選定の仕方

このページではWEB会議と親和性の高い
マイクスピーカーをご紹介いたします。

導入のハードルが低いアイテムの紹介です。
システムアップ用の機器は別のページに記載します。

この記事を読むと

・どんな前提で、どんな機器を選べばよいか
・どんな部屋では使わないほうが良いか

これらについて知ることができます。

機器を選ぶ際の前提と
最後にいくつか注意点もまとめています。

ぜひご確認下さい。

目次

前提として

以下の条件を前提にしています。

個人用ノートパソコンにUSB連携

 まず会議室に持ち込みする
 個人用ノートパソコンにオーディオUSBで
 連携する想定です。

一般的なWEB会議用

 TeamsやZOOMなどの一般的なWEB会議アプリを使った
 WEB会議を行う想定で、その場合にデバイス設定で
 音響機器を選択する使い方の想定です。

ROOMSとの連携は考慮していません

 TeamsROOMSやZOOM ROOMS専用機器との連携については
 機器個別に推奨品が違いややこしいので
 個別に問い合わせをください。

規模は最大20人くらいまでが推奨

 30人以上入るようなしっかりした会議室で
 使える一体型のアイテムは、ほぼないと思って下さい。
 専門業者のSIが必要な領域です。

メーカーの推奨人数はあてにしない

 推奨値や推奨の広さより、一回り狭い部屋で使うこと。

 

部屋の規模別に使えるアイテムを紹介

小規模会議室(2~6人)

beyerdynamic SPACE

小規模の会議室に最初にオススメしたいのがこちらです。
コスパ最強です。ほんと一台、試してみてください。
beyerdynamic ベイヤーダイナミック=ドイツのマイクメーカーです。

・マイクメーカーだから集音がきれい
・スピーカーもいい感じで音楽利用もできる
・Bluetooth対応
・薄くて持ち運びにも向いている
・価格がこなれている

YAMAHA YVC-331 

泣く子も黙る、ヤマハの定番器です。
小規模の会議室でしたら、こちらで十分対応可能です。

・定番の製品で機能が多い
・YVCシリーズは300と331でマイク連結の機能があり
・2台にして、集音精度を高めることもできる
・アナログ音声の入出力もでき、汎用性が高い

BOSE VB-S


【箱から出して、つなぐ。それだけ。】
のキャッチコピーで、簡単に利用できます。
・4Kカメラ一体型でコンパクトなモデル
・小部屋に配備するのにちょうどよい製品
・3年保証があり、サポートも魅力的
・BOSEのスピーカーで音質が良い

小~中規模会議室(6~10人)

beyerdynamic SPACE MAX

前述のSPACEの上位機種です。

・2台の円形マイクを
 ケーブルで繋いで(カスケード)して使えます。

・beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)は
 ドイツのマイクメーカーです。
 マイクの性能はかなり高いです。

中規模会議室(6~12人程度)

NUREVA(ニューエヴァ) HDL200


マイクロフォンミストテクノロジーという技術で
部屋にマイクを散りばめているような
ユニークな集音が可能

・5.5×5.5mの部屋に対応します。

・NUREVA(ニューエヴァ)はカナダのメーカー

・どこにいても芯のある音になるのが魅力のアイテムです。
 机においても使えます。

2023年11月30日(木)までにメーカーに発注ができると
カメラを5年保証が付いてきます!破格!

中規模会議室(6~12人程度)

BOSE VB-1

前述のVB-Sの上位機種です。
カメラ一体型で、安価な割に音も良く
デザインにも優れている製品です。

中規模会議室(8~16人程度)

BIAMP Parle VBC 2500

バータイプのカメラ一体型機器として
最高性能クラスの製品です。

・BIAMP=バイアンプと読み
 アメリカの一流音響メーカーです。

・最大の特徴は、ノイズリダクション機能
 ペーパーノイズ、空調などの
 不要な音のみを全て消し去る機能がついており

・道路や線路近くや
 イベントが多く周囲が騒がしい環境に
 最適な機器です。

大規模会議室(10人~20人)

NUREVA(ニューエヴァ) HDL300

前述のHDL300の上位機種で
7.6×7.6mの部屋に対応します。

一体型のマイクスピーカーでは
最上位クラスのモデルです。

・こちらの本体、けっこう大きいです。

・壁掛けを推奨(下端216cm以上に設置)しています。

・ですが専用スタンドを用意することができます。

・ディスプレイと合わせて
 スタイリッシュな導入が可能です。

番外編:一人用

一人用のアイテムも紹介します。
下に紹介する2機種は、ブームマイクがついていることです。

よく会社の自席でのWEB会議に
有線のイヤホンマイクを使っている人がいますが

周りの声が丸聞こえなので、オススメしません。

あの手のマイクは指向性が高いため
集音する範囲が広いのです。

そこでオススメが
指向性の高いマイクがついたヘッドセットです。

SHOKZ(ショックス) OPENCOMM UC

最近ブームの骨伝導タイプです。
オープンイヤーのヘッドセットマイクです。

・Bluetooth対応
・マルチペアリング対応 
・16時間バッテリーがもつ
・ワイヤレスアダプタでPCに簡単連携

大好きなヘッドセットマイクです。

唯一の欠点は、オープンイヤーのため
周りが騒がしいと、雑音が耳に入ってくること。

解決策は耳栓です。

一周回って

耳栓でオープンイヤーをふさげば
欠点のないヘッドセットになります。

デスクワークと作業を往復する人に向いています。
営業やSE向け。

Logitech(ロジテック) Zone Wireless

高音質な音声を再生できるヘッドセットです。

・Bluetooth対応
・マルチペアリング対応 
・バッテリーは最大15時間
・遮音性があり、騒がしい環境でも使えます。

こちらは席が固定されている人向け。
インサイドセールス、セールスアシスタントなど。

以上ご参考下さい。


上記はあくまでも一例です。
ご利用の環境やご予算に合わせて、最適な機器を選ぶようにしましょう。

検討における注意点

部屋のグレードは一般会議室向け

・一体型の機器は
 プロ目線での音質評価は60~70点です。

・使う部屋は、数をバラまきたい
 少人数の一般会議室が推奨です。

・大きい企業の役員会議室などで使う場合は
 リモート参加者が聞き取りづらいなど
 思わぬ不都合につながるため、非推奨です。

・よってVIPエリアで使う場合は
 基本的には、SIされたシステムを導入し
 一体型はバックアップ用として、使用することをお勧めします。

部屋のレイアウトに注意

・机にパーテーションが設置されているケース
 この場合、集音のアプローチは
 天井か机から離れた正面側しかありません。
 
 机上にマイクを設置する場合は
 机の真ん中にパーテーションなどがないことが条件です。

・それぞれの席が離れすぎているケース
 VIP会議室にありがちですが
 役員会議に進行役やオペレータが混ざり
 部屋のスミの席で発言する場合です。

 こび場合もSIされたシステムが理想です。

・オープンスペースでは使わないこと。
 オープンスペースでは、マイクが雑音を集音してしまい
 相手の声を聴かれたくない人聞かせてしまう危険があります。

 オープンスペースでのWEB会議の仕方は
 別の記事で紹介します。

部屋で自分の声を拡声しないこと

 自分の声を拡声するマイクシステム
 室内に設置してあり

 プレゼンやセミナーで
 そのマイク音声を送りたい場合
 
 一体型のマイクスピーカーシステムと併用はできません。
 
 よく見かけるのが、ギリギリの調整で
 ハンドマイクと一体型のマイクシステムを
 併用しているケースがあります。

 リモートの拠点や参加者に
 どんな音で聞こえているか聞いたことありますか?
 まぁ、ひどいですよ(笑)
 
 原理的に無理なんです、この運用。

部屋の反響に注意

反響の多い部屋には
マイクの指向性が広いマイクは不向きです。
 

はね返った音が
そのままマイクに入るので
雑音が多くなりがちです。

そういう場合はSIを前提にした
マイクシステムの導入を検討下さい。 

まとめ

再度、一体型の機器は
マイクとスピーカーが一体となった製品です。

メリット

設置や配線が簡単で、手軽に導入できるのがメリットです。
システムアップに比べ、安価な点も魅力です。

デメリット

一方で認識する必要があるのは
マイクとスピーカーを分離して構成するシステム製品と異なり
調整幅がないデメリットがあります。

音が出る場所と集音する場所が同じため
音響の理屈的に、かなりシビアな状況のため
音響のレベルは良くて70点くらいであることを認識下さい。

機器のスペック=最大の性能で
その製品が室内環境に合わない場合
音質が悪く、使いものにならないこともあります。

まとめ

と、ネガティブな面を強く書きましたが
前述している機器は
十分に性能を持つ製品を紹介しています。

普通の会議室で、普通の会議をするには
高性能に使えるものばかりです。

メリットとデメリットを
ご理解のうえ、導入を検討下さい。

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