サイネージ

デジタルサイネージについて

特徴
・視覚的に商品を訴求でき、無人で売り上げ拡大に貢献
・時間や日にち毎に表示内容を変えることができ
 必要なタイミングで、求めている顧客に
 プロモーション情報を届けることが可能。
・可搬式もあり、手軽に導入ができるソリューション

1. デジタルサイネージの概要

デジタルサイネージとは、ディスプレイやプロジェクターなどの電子的な表示機器を用いて情報を発信するシステムの総称です。
従来のポスターや看板とは異なり、動画や音声、インタラクティブなコンテンツをタイムリーに配信できるため、ターゲットに対してより効果的な情報伝達が可能となります。
特に近年では、大型ディスプレイだけでなく、小型で設置の自由度が高いタブレット端末、あるいはLEDの価格が以前より安価になってきたことから、LEDを使用したサイネージ活用も広がっています。

2. 主なセグメントと活用シーン

デジタルサイネージは、その特性から多様な業種・業態で導入が進んでいます。
主な顧客セグメントとそれぞれの活用シーンは以下の通りです。

セグメント主な設置場所   具体的な活用シーン・目的
小売・物販店頭、売り場、レジ周辺
商業施設内の共用部
・タイムセールやキャンペーン情報のリアルタイム配信
・新商品やおすすめ商品のプロモーション動画放映
・ブランドイメージ向上のための空間演出
飲食店店頭、店内、テーブル席・メニューの表示(動画や多言語対応)
・順番待ちシステムとの連携
・テーブルオーダーシステム(タブレット)
・テイクアウトやデリバリーサービスの案内
交通機関駅、空港、バス停・運行情報、遅延情報のリアルタイム表示
・乗り換え案内、周辺地図の表示
・広告媒体としての活用
オフィス・工場エントランス、社員食堂
休憩室、会議室
・来客向けのウェルカムボード
・社内情報共有(連絡事項、目標達成状況など)
・会議室の予約状況表示
・安全啓発や業務マニュアルの表示
医療機関・クリニック待合室、受付、診察室前・診療案内、待ち時間・順番表示
・健康に関する啓発情報や医療情報の提供
・休診日や各種お知らせの掲示
教育機関キャンパス内、教室
図書館、食堂
・講義の休講・補講情報の一斉配信
・学内イベントやサークル活動の告知
・図書館の利用案内や新着図書の紹介
ホテル・宿泊施設ロビー、フロント
エレベーターホール
・館内案内、レストランや施設の空き状況表示
・周辺の観光情報やイベント情報の提供
・ウェルカムメッセージによる顧客満足度向上
公共施設・自治体役所、公民館、観光案内所・行政手続きの案内、各種お知らせ
・地域のイベント情報や防災情報の発信
・施設案内、フロアマップの表示

【タブレットサイネージの特性】
特にタブレット端末は、小型・軽量で電源確保が容易なため、商品の陳列棚や受付カウンター、個室など、大型ディスプレイの設置が難しかった場所で活用されます。
タッチパネルによるインタラクティブな操作が可能で、顧客が能動的に情報を取得する用途(例:商品詳細検索、アンケート回答、テーブルオーダー)に適しています。

弊社が取り扱うスタッフサイネージにおいては
本部と拠点とをインタラクティブに連携するためタブレットを使用するケースも多くございます。

3. デジタルサイネージの導入効果

デジタルサイネージの導入により、企業や施設は以下のような多岐にわたる効果を期待できます。

(1) 売上向上・販促効果

  • 訴求力の向上:
    動画や音声を活用し、シズル感のある映像で商品やサービスの魅力を直感的に伝えることで、顧客の購買意欲を刺激します。
  • タイムリーな情報発信
    時間帯や天候、客層に合わせて表示コンテンツを切り替える
    「タイムリーマーケティング」が可能です。(例:ランチタイムにはランチメニュー、雨の日には雨の日クーポンを表示)
  • 機会損失の防止:
    おすすめ商品やセットメニューを効果的に訴求し、クロスセル・アップセルを促進します。

(2) 情報伝達の効率化とコスト削減

  • 更新作業の効率化
    ネットワーク経由で本部から全店舗の表示コンテンツを一斉に更新できるため、
    ポスターの印刷、配送、貼り替えといった手間とコストを大幅に削減できます。
  • 迅速な情報伝達
    緊急のお知らせや情報の修正も即座に反映できるため、常に最新かつ正確な情報を提供できます。
  • ペーパーレス化の推進
    紙媒体の掲示物を削減し、環境負荷の低減とSDGsへの貢献に繋がります。

(3) 顧客体験(CX)の向上

  • 待ち時間のストレス軽減
    待合室などでエンターテイメント性の高いコンテンツや有益な情報を流すことで
    顧客の待ち時間に対する心理的負担を和らげます。
  • 多言語対応
    インバウンド需要の多い施設では、日本語、英語、中国語、韓国語など複数の言語に表示を切り替えることで
    外国人観光客への情報提供をスムーズに行えます。
  • インタラクティブな体験
    タッチパネル式のサイネージでは、顧客が自ら興味のある情報を検索できるため
    満足度の高い情報収集体験を提供できます。

(4) ブランディングと空間価値の向上

  • 先進性の演出
    スタイリッシュなディスプレイは、空間全体のデザイン性を高め
    先進的で洗練された企業・店舗イメージを醸成します。
  • 統一された情報発信
    全拠点で統一されたデザインのコンテンツを配信することで
    ブランドイメージの一貫性を保ち、顧客へのブランドメッセージを効果的に浸透させることができます。

4. まとめ

デジタルサイネージは、単なる情報伝達ツールに留まらず
売上向上、コスト削減、顧客満足度の向上、そしてブランディングといった
経営課題を解決する強力なソリューションです。

導入を成功させるためには
「誰に」「何を」「どのような目的で」伝えたいのかを明確にし
各顧客セグメントの特性と活用シーンに合わせて
最適な機器選定、コンテンツ企画、設置場所の検討を行うことが極めて重要です。

貴社のビジネスに最適なデジタルサイネージの活用法について
さらに具体的なご提案も可能でございますので、お気軽にご相談ください。

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